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低糖質ダイエット

  • 執筆者の写真: keito
    keito
  • 5月16日
  • 読了時間: 4分
こんにちは。
オウルジム管理栄養士のHirokoです。

低糖質ダイエット(ローカーボダイエット)は、炭水化物の摂取を制限し、代わりにたんぱく質や脂質を適切に摂取することで、体脂肪を減らす食事法です。
この方法はカロリー制限ダイエットに比べると、体重・体脂肪の減りが早く、急いでダイエットをしたい方、外食が少なく(あるいは減らせる)、食品の選択が自由にできる方に向いている方法です。
エビデンスに基づいた方法を紹介します。




1. 低糖質ダイエットの基本ルール

① 1日の糖質量を制限する
糖質制限のレベル(目安)
  • スーパー低糖質(ケトジェニック):1日20〜50g(最も厳しい)
  • スタンダード低糖質:1日50〜100g(標準的)
  • 緩やかな低糖質:1日100〜150g(初心者向け)

➡ スーパー低糖質では主食をカット、スタンダード・緩やかな低糖質なら量を調整して摂取可能

糖質量の目安
  • ご飯1膳(150g):約55g
  • 食パン1枚(60g):約27g
  • うどん1玉:約52g
  • バナナ1本:約22g

まずは糖質を1日50〜100g(スタンダード)から始め身体を慣らしてから、目標に合わせてスーパー低糖質または緩やか低糖質、あるいはそのままスタンダードで進める

➡どのくらいの期間でどのくらい減らしたいのか、逆算して糖質制限のレベルを決める
**目標の設定の仕方は『ダイエットを始める前に』をご覧ください**




② 食事の構成を調整する
【男女別の理想的なPFC比:たんぱく質・脂質・炭水化物の割合】
男性 P:50-60%、F:20-30%、C:20%以下
女性 P:40%、F:40%、C:20%以下
➡男性はたんぱく質を多めに、女性は脂質をしっかり摂り、ホルモンバランスを崩さないように進める


!おすすめの食材!
  • たんぱく質源(積極的に摂る)
    • 肉類(鶏むね肉、鶏もも肉、牛赤身肉、豚ヒレ肉)
    • 魚(サーモン、サバ、イワシ)
    • 卵、大豆製品(豆腐、納豆、無調整豆乳)
  • 脂質源(良質な油を選ぶ)
    • オリーブオイル、MCTオイル
    • ナッツ類(アーモンド、くるみ)
    • アボカド
  • 野菜(糖質が少ないものを選ぶ)
    • 葉物野菜(ほうれん草、レタス、ブロッコリー)
    • きのこ類(しめじ、えのき)
    • 海藻類(わかめ、昆布)

    ※避けるべき食品
    • 白米、パン、麺類(うどん、ラーメン)
    • じゃがいも、さつまいも
    • 砂糖が多い食品(お菓子、ジュース、清涼飲料水)
      ➡ 主食系やホクホクしているもの、甘いものは要注意







2. スーパー低糖質の理想的な食事例

朝食
洋食 :オムレツ+アボカド+無糖ヨーグルト+ナッツ
和食 :納豆+豆腐+味噌汁(ワカメ・きのこ入り)+サバ缶

昼食
洋食 :グリルチキン+サラダ(オリーブオイルドレッシング)+ナッツ
和食 :豚しゃぶ+ほうれん草のおひたし+ゆで卵

夕食
洋食 :サーモンのバターソテー+ブロッコリー+チーズ
洋食 :ステーキ+アスパラ+アーモンド

➡ 基本的に主食はカットし、たんぱく質+脂質+低糖質野菜を中心にする






3. 低糖質ダイエット中の運動(科学的エビデンスあり)

① 運動の頻度と種類

1週間に3〜5回の運動がおすすめ(厚生労働省のガイドラインによる)

有酸素運動(脂肪燃焼を促進)
  • 1回 30〜60分のウォーキング・ジョギング・サイクリング
  • 週3回以上が理想

筋トレ(基礎代謝を上げる)
  • 週2〜3回の全身トレーニング
    ➡おすすめの種目
    • スクワット(脚・お尻)
    • デッドリフト(背中・脚)
    • プッシュアップ(胸・腕)
    • プランク(体幹)

➡ 筋トレ+有酸素運動の組み合わせが効果的
筋トレの経験がない方は自重または軽い重さで15回くらいから始め、鍛える対象筋肉を意識しながら筋トレを行う。慣れていない時に無理な重さを設定するとケガの原因となるので、はじめは慎重に行う。






4. 低糖質ダイエットのメリット・デメリット(科学的根拠あり)

メリット
◎ 体脂肪の減少(糖質摂取を抑えることでインスリン分泌が減り、脂肪燃焼が促進)
◎ 食後の血糖値が安定しているので眠くなりにくく集中力が続く(糖尿病予防にも効果あり)
◎ 満腹感が続きやすい(たんぱく質・脂質をしっかり摂っていれば空腹感が少ない)

デメリット
⚠ ケトフル(頭痛・倦怠感):糖質制限開始直後に一時的にエネルギー不足になる(1週間ほどで改善)
⚠ 筋肉減少のリスク:極端な糖質制限をすると筋肉が減る可能性(筋トレ+たんぱく質・脂質摂取で対策)
⚠ 便秘のリスク:食物繊維不足になりがち(野菜・海藻・ナッツを意識的に摂取)




5. まとめ

✔ たんぱく質と良質な脂質をしっかり摂取
✔ 主食を控えめにし、肉・魚・卵・野菜を中心にする
✔ 週3〜5回の運動(筋トレ+有酸素運動)を取り入れる
✔ 便秘やケトフル対策として食物繊維・水分補給を忘れない
✔ モチベーションが下がってきたら、筋トレ1.5h前に糖質を摂取するのもあり。筋トレのパフォーマンスアップを目的とする場合、トレーニングの前日に3食ご飯食べる
➡グリコーゲンが貯蔵され、筋トレ中のスタミナがつく


低糖質ダイエットはやり方を覚えてしまえば、あまり難しい方法ではありません。目標に向かって実践あるのみです。一人で食事を進めるのが心配な方や、安全なトレーニング方法・効率の良い運動の仕方がわからない方は、ぜひ一度オウルジムにいらしてください。
運動はもちろんのこと、食事に関しても、実績のあるトレーナーがわかりやすく実現可能な方法を提案させていただきます。
 
 
 

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